2023年11月26日日曜日

Ⅴ類新型コロナウイルス感染状況+インフルエンザ(衛生連合会):2023.11/25

 令和5年5月8日以降「covid-19」は法的取り扱いがⅡ類からⅤ類に変わり、感染症としてのレベルはインフルエンザ同等となりました。以来、世の関心はコロナから離れ、話題としても1週間に1度夕刻のテレビニュースで県内の感染者数が簡単に報じられる程度になっています。
一方、インフルエンザは現在のところ小学校で感染者が急増しているようですが、近いうちに感染弱者である高齢者への感染拡大も懸念される深刻な状況になっているようです。

そこで、久々になりますが、福岡県内における新型コロナとインフルエンザ感染者数の経時変化を、地域ごとにブログに上げ、注意喚起の一助としたいと思います。


下の表はⅤ類指定後の新型コロナの現状です。空間的にも時間的にもこれまでよりかなり荒くなってますのでご留意ください。表2列目の「5/15」表示は、「5月8日から15日までの1週間」を示してます。表中に示している数値は地域毎の1週間の感染者総計値です。
新型コロナは、冬場に向かい幸い県全域で小康状態にあります。
















一方、インフルエンザの感染者数の推移は、新型コロナと違い、寒くなるに伴ってどの地域も感染者数は増加傾向にあります。地域による違いは殆ど新型コロナと同じで、人口密度が高い都市部で感染者が多いようです。


ところが、時空間における新型コロナとインフルエンザの感染者数の発症傾向を地域ごとに個々に細かく比較すると、発症の時期はコロナとインフルエンザでは当然異なるとして、地域間の発症傾向の差は殆ど無い中、例外的に一カ所「博多区」だけが経時変化の傾向に近隣地域との相違が見られます。
何故・・・? その理由を考えてみると、想像の域を出ませんが、「博多区」では二つの感染症の感染者の年齢構成が極端に異なっている証左として、この様な傾向の違いが現れているのかもしれません。